ランドスケープを愉しむ住まい

 

北鎌倉I様邸 木と漆喰の家 style04

設計のポイント

フラワーデザインで引き立てるシンプル設計。

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フラワーデザインを引き立てるシンプル設計


奥様の仕事はフラワーデザインの先生。今は趣味としてフラワーデザインと付き合っている。フラワーデザインは、とてもユニークな発想で美しさを生み出してゆく。
ただ、花をアレンジメントするだけでなく、飾るための器や飾り物を自由に発想し創っていく。奥様の自由な発想は、年間を通して変化していく。フラワーデザインの愉しさを十分に活かせる住まいの答えは、 自然素材を活かしたシンプル設計でした。

写真1

住まいと木々とのバランス


鎌倉の閑静な住宅街にある住まいは、ある一定の旋律でデザインされているようだ。その旋律ともいえるのは、住まいと木々のバランスだろう。住まいは、家をきれいに建てるだけでなく庭とのバランス、そして庭に立つ木々や草花によっても表情が変わってくる。夏には青々としていた玄関脇の木も、残暑が和らいだ頃には 秋の装いに変わってくる。

木の葉が紅葉すると、住まいも衣替えする可能に表情が変わっていく。日本の季節感を愉しむために、庭には多種多彩の木々を植え、その木々が表現する季節感と共鳴する住まいは、やはりシンプル設計なのだろう。

写真2

フラワーデザインで着飾る住まい


住まいと木々とのバランスは、外観だけにとどまらない。フラワーデザインのクリエイティブ性を活かすのも、 無垢の木の柱と漆喰の壁。部屋の内装はいたってシンプル。内装の色は、天然無垢の 木の色と漆喰の白だけ。漆喰の白が、まるでフラワーデザインのキャンバスかのよう。シンプルな設計がフラワーデザインを活かし、住まいの季節感と 愉しさと生み出している。

家中には、いたるところにフラワーデザインが飾られている。夏から秋に季節が移ろう時期の花々が20種類以上。玄関ホールや階段の小窓、吹き抜けのある部屋の柱、そして床の間に至るまであらゆる表情のフラワーデザインが飾られていた。

これだけのフラワーデザインをするのだから、自然とフラワーデザイン好きの奥様方が集まってくる。作業が終わると、フラワーデザインを鑑賞しながらティータイム。こんな時間が、また住まいの愉しみにつながっているようだ。

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