和室改修工事

当初の目的は、部屋の断熱性能を上げるというところからスタート。

聚楽壁を取って壁・天井に断熱材を吹きこみ(9月1日稿)、床下はポリスチレンフォームを敷設。

せっかく改修するならという事で、お客様のテイストを実現すべくプランスタート。

改修前

既存のサッシをガラスブロックに変更。(ずっと使ってみたかったとのこと)

床は桧30ミリの厚さのフローリング、天井板も桧へ。壁は漆喰へ変更。床の間は黒のケヤキ材で、少しモダンに。

床も縁なし半畳畳で床材とのバランスを変更してみました

大工さんの腕の見せ所。

そして、DOMUSの照明

部屋に入ると桧のいい香りが、心地いいです。

TOKITO

レンジフードの交換

アイランドキッチンのレンジフードの交換を行いました。
ダクトの大きさが変わってしまったので、下地が見える所に内装工事で使った桧の床材を大工さんに加工して付けてもらいました。
付けてみると、違和感はなく、かえってグレードアップしたような気がします。

合わせて、ドイツ製のドムスの照明器具もご提案したら、お客様自らショールームに行って購入して、気に入って頂けました。

海外の照明器具は、デザイン・色が本当に洗練されています。

TOKITO

ロールスクリーン

少し前ですが、内部改修工事に伴い、ロールスクリーンの交換工事を行いました。
今回採用して頂いたのはライトコントロールが出来るロールスクリーン。
オランダのハンターダグラス社のデュエットという商品。

ハニカム構造になっていて、断熱性のが優れているのと、必要に応じて何パターンもの使い方が可能です。

プライバシーを守りつつ上部から光を入れたり

直射日光を取り入れたり

流石海外製品。

操作は複雑で、その都度緊張するそうです。

もう一点は、ニチベイのHANARI.

こちらは、スラットの向きを変えてライトコントロール出来るもの。

ブラインドでは、難しい柔らかい光が取り入れることが出来ます。

今までダブルのシェードが付いていて、重い印象だった部屋がすっきり広く感じます。

柔らかい光が心地良いとおっしゃって下さっています。

TOKITO

サニタリーの使い分け

単に洗面台と言っても、
浴室の脇にあったり、トイレと同じ空間にあったり、廊下の一部にあったりと、
家庭ごとに様々です。

今回は特殊な事例ですが、
トイレと同室にあった洗面室をオープンスペースに出しました。


側面の青い部分は「エコカラット」というタイルです。
調湿効果が抜群に良いのと種類が豊富なので、アクセントとして青色を採用してみました。

なかなかキレイな色ですね。

村野

ちょっとした工夫

いよいよ大工事も終盤です。

先日お伝えしたキッチンでの工夫です。

コの字型のシンプルな吊り収納ですが、
下面にステンレスを貼っています。

これによって下からの油や熱、蒸気から木を守る事が出来ます。
衛生的で、掃除も楽ですね。

おまけに光も反射するので、少量の明るさでも十分手元が明るくなっています。

村野

内装制限

20年程前と違い、個人住宅では大分、消防法の規制が緩くなりましたね。
(もはや当たり前なので割愛します)

今回は最もローコストで、機能的でもあるキッチンパネルを採用しました。
(他にもタイルを貼ったりステンレスを貼ったり、、
こんな感じでもやってます。→リノベ


見栄えを優先するか、掃除のしやすさを優先するか、はたまたコストを優先するのか、、
御施主様の意向を適材適所にコーディネートするのが仕事ではありますが、
結局のところ、お互いいかに楽しんで打合せが出来るかですよね。

村野

外壁下地

高棟建設が施工するのは、「木造」が主体となりますが、
外壁はもっぱら「モルタル塗り+塗装」というのが大半を占めています。
(恐らく最近の家を除けば、現存する木造住宅のほとんどがこれに当たると思われます)

外からの火に対して一定以上の時間、火が燃え移らない様に、
モルタルを決まった厚みで塗らないといけないのですが、
そのモルタルは温度や湿度で収縮をするため、2回に分けて塗ります。

1度目に塗ったモルタルで、出来る限り乾燥させて、わざとひび割れを起こさせ、
割れきったところで、2回目を塗り、仕上げるという考えです。

↑2回目を塗っている様子です。



↑左側が1回目、右側が2回目を塗り終えたところ。

毎回見てて思う事ですが、左官屋さんが生クリームのホールケーキ作ったらキレイに仕上がるんだろうなぁ。

村野

水分補給

ちょっと一息。

暑いからと、時折お客様からいただきます。
(いつもありがとうございます。)

年々気温が上がって来ていると言われていますが、
脱水症状や熱中症にならないよう、自己管理が大切ですね。

ちなみに「おやつ」というのは、昔は14時〜16時の辺りの時間帯で、
時刻を知らせる鐘が「八つ」鳴っていたからとか。

村野

特殊な金物

いよいよ要の部分に入ります。

増築工事において、既存の建物と壁を離して建築する際は、
エキスパンジョイントという金物を使用します。
高速道路等で、所々にある継手部分と同じようなもので、
地震の揺れをその部分で吸収出来る仕組みになっています。

写真は外壁と屋根を繋ぐ部分です。
説明が難しいので、詳細は割愛しますが、
隙間から風雨が入らないように、ゴムのスペーサーが所々に入っています。

重いです。



村野

屋根葺き

いよいよ関東も梅雨入りですね。

雨で予定がずれましたが、やっと葺く事ができました。

最近ではおなじみのガルバリウム鋼板です。
亜鉛とアルミの合金で、傷がつかなければ錆びないとも言われています。

今回採用した色はネイビーブルー。
初めて使いましたが、なかなか良い色です。

村野