ステンレスキッチンで有名な『クリナップ』の工場見学に福島県いわき市に行ってきました。
見学先の工場は、システムキッチン本体の《鹿島システム工場》(名前は鹿島ですがいわき市に有ります)、キッチンのワークトップの《湯本工場》、システムバスルームの《鹿島工場》、そしてお家芸のステンレス部材を特殊技術で加工する《クリナップステンレス加工センター》の4か所。
クリナップはCPS(クリナップ・プロダクション・システム)と言う、いわゆる《かんばん方式》での生産システムで、受注生産型の製品製造・管理をしています。
どの工業もクリナップの物つくりにおける《質》へのこだわり、職人さんの腕(クラフトマンシップ)の高さが随所に見られ、機械化すべきところと職人の手造りの場面とをバランスよく融合させ、他社にない製品をつくり上げています。
ショールームでの完成品だけを観ていてもなかなか競合他社との違いまでは分かりませんが、生産現場である工場をじかに見させていただくことでその特徴をはっきり理解でき、今後の高棟建設の家づくりに於いてお施主様に適切な提案が出来るスキルを持てたと思います。
こちらはクリナップのコンセプトキッチン《DAIDOKORO》、ミラノサローネ2016に出展されたクリナップのステンレス加工技術を極めたキッチンです。
扉の模様(?)はステンレスに光を当てての反射によるもので、普通は《漆黒》に表面が見える特殊加工(インコカラー)による仕上げを行った物だそうです。